フィンランド

フィンランド旅行記 スオメンリンナ

オリンピックも終わり、夏も山場を越え、パソ部屋もいくらか涼しくなってきたので、そろそろブログ復帰したいと思います!(=゜ω゜)ノ
バックもめっきり秋の色で!

で、いまだ終わっていないフィンランド旅行記(えっ)。
今回はユネスコ世界遺産の「スオメンリンナ」です。

スオメンリンナまではマーケット広場前のフェリー乗り場から船で15分。
ヘルシンキ観光では外せない場所の一つ。
フェリーはまったく揺れもせず、モーターの振動はあるんですが、船特有の左右にゆらゆらする感じもなく、海が荒れている日でなければ、船苦手という人でもOKだと思います。

スオメンリンナは6つの島からなる要塞で、スェーデン統治時代やロシア統治時代など、さまざまな歴史を背負ってきた出島だったようで、あちこちに要塞や砲台や塹壕が残っています。
東京なら猿島みたいなもんですかね。
でも今は静かにして平和そのもの。
真夏でも涼しい海風が吹き抜け、日差しは強くても肌寒いくらいです。
ヘルシンキ市民の憩いの場でもあるし、実際暮らしている人々もいるし、なるほど、風光明媚な島だなあと感動した次第。
んでは、いざスオメンリンナへ出発!



マーケット広場の前からフェリーに乗ります。公共フェリーならツーリストカードを持っていればタダ。
私たちは行きは公共、帰りは観光船に乗りましたが、お金を取る方はそれなりに快適で、でも無料フェリーも全然問題なしでした。
公共はここでもノー改札でした(^-^; ←ココログに顔文字機能が付いたので早速使う
Suomeminato

大きな船の脇を通って行きます。遠ざかるマーケット。
Suomeminato2

湾内には沢山の小島があり、その上には無防備に可愛い家があります。
日本では考えられないような低いところにヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
Suomesima

他にも動物園の島やレストランがあるだけの島など、色々巡ったら楽しそう。
景色を楽しんでいると程なくスオメンリンナが近づいてきました。
Suome1

Suome

島には寄港する場所が何カ所かありました。
Suomehasike

船を下りて5,6分歩いていくとインフォメーションセンターがあり、日本語のガイドブックもありました。
道なりに島の奥へ進むとあちこちに要塞が残っていました。
Suomeyousai

中はこんな感じ。奥までずっと続いている。
Suomeyousai3

要塞の中から外を見るととても美しかったりします。
今回のお気に入りの写真の一つ。↓
Suomeyousai2

要塞を抜けると居住区もあります。可愛らしい窓。
Suomnemado

そして人なつこいカモのいる湿地とかも。
ここはとても癒される綺麗な場所でした。
Suometori

島の脇を、さっきヘルシンキの港に泊まっていた大型船がすり抜けていきます。
Suomehune

やがてフェリーの船着き場から一番奥、海が見渡せる高台にたどり着きました。
Suomehoudai3
ここには古い砲台が残っています。

見渡すと塹壕がそのまま草に埋もれて残っています。
Suomezangou

使われなくなった塹壕の上には沢山の花々が咲いていました。
ふと「みどりのゆび」という童話を思い出しましたが、ある意味、これこそが世界が望むべき姿なのだろうと思いました。
Suomehoudai

一番高いところに立つと、島の向こうにヘルシンキの街が見えました。
ビューポイントなのか、地元の家族連れみたいな人々が次々に登ってきますが、土道の急な坂をベビーカーを押して登ってくるママ達はとてもタフ。
そしてパパ達が絶景に向けるカメラはみんな日本のデジカメでした。

この旅で見かけたカメラの八割は日本のデジカメで、すべての旅人の荷物を小さく便利にしたという意味では日本の貢献度は高いと思いました。
Suomenagame

島の中にはオシャレなカフェもあるし、かもめは堂々とそのテーブルまで降りてくるし、雀は手渡しで餌をついばむし、戦争の象徴だった島が見事なまでに憩いの場になっている様は確かに一見の価値があります。

天気の良い日は美しいし、天気の悪い日はきっとムーミンの中でも繰り返し登場する自然の驚異みたいなものも感じられるでしょうし、冬にはフェリーが凍った海を渡っていくそうなので、それもまた北の街という風情が味わえるのかも知れません。

帰りがけ、この日は野外劇みたいなのをやっていました。色々な文化的催しも多いようです。
Suomegeki_2

スオメンリンナ島は船でのショートトリップ有り、歴史有り、自然有りの色々に楽しめるオススメスポットでした。


あともう一回、フィンランドの食と雑感をまとめて、とろくさい旅行記も終わりの予定です。

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フィンランド旅行 その5

さて、短い電車の旅を経て、ハメンリンナの街へ到着。
ハメンリンナとは「ハメ族のお城」という意味らしい。

Hamec1

中世に作られ、その後も色々増築されたらしい可愛いお城です。外堀があって石垣の土手があって、というあたりは日本の平城(ひらじろ)と同じカンジ。ただし石垣の積み方は結構アバウト。

入口で入場券を買いましたが、それも売店で自己申告制というか、特に誰もチェックしてはいませんでした(^^;
そういうチェックもやっぱりアバウト。

Hamec2 

入口に黒ずくめのゴスロリ少女が居て、金髪にすごくよく似合っていたのだけど、カメラを向けるのはためらわれまして。風景を撮る顔で撮ってしまえば良かったかにゃ。
旅行記を書くにはまだまだ根性が足りない自分を反省。

お城の中。
ここはメインダイニングらしい。
昔の人はこんな狭く薄暗いところで飯を食べていたんですね。
チラ見しかしていない英語の解説書によると、奥は祭壇にもなったっぽいです。
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西洋のお城は初体験だったのですが、時代的になんとなく「薔薇の名前」とか「カドフェル」とか思い浮かべつつ拝観しました。
Hamec4
↑このあたりは作られた時代が新しいのか石組みも煉瓦もしっかりしてました。

お城の中には抜け道のような細い通路が多かった。
血なまぐさいのからロマンチックなのまで、さぞや沢山のドラマがあったのだろうと想像させてくれました。
Hamec5

↓思わず写真を撮った棚。
棚板が水平でなくあまりにもアバウトだったから(あの)
多分日本人だったら作らない棚だと思う。やっぱり日本人は器用なのかも知れないと思った瞬間でした。
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↓お城の窓から。屋根は新しいです。
Hamecw

お城の窓から隣の大砲博物館とシルバーラインを望む。
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シルバーラインは銀柳の並木が縁取る、川のような湖をクルーズする優雅な水路。
電車でなら一時間くらいのタンペレまで、八時間かけてゆっくりクルーズするのがフィンランド流らしい。(すごくのろくて普通の原付ボートとかにガンガン抜かれるっぽい)。

日本流の秒単位の時計を捨て、たゆとう水面にゆったりと身を任せ、時間と気持ちに余裕を持たないと楽しめないかも知れないっすね。

違う窓からはお城の前の空き地が見える。奥の方が駅です。
手前のテントの中は簡易カフェ。
緑の中に点々と見えるのは日光浴をする人々です。
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で、その広場に降りてお城方面をパチリ。Hamec9

↓ちょうどシルバーラインの船が。
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ハメンリンナにはシベリウスの生家がありますが、えねっちけーの名曲アルバムでシベリウスの曲のBGMにしたらぴったりのような場所がそこかしこに。

Hamec10
なんでこんなに水辺が無防備かつ綺麗なんだろう。
日本だってもちろん渓流は綺麗だけど、基本的には山国だから勾配がきつく、流れが速いし、雨でも降れば一気に水が集まるので危険度も高い。
安全のためにはどうしても護岸をしなくちゃならない。高低差の少ないフィンランドでは多分そういう必要が少ないんだろうなあ。

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そしてフィンランドは人と鳥の距離も近い。鳥さん達はおおむね人なつこく逃げない。

お城の近くでパランダーハウスという19世紀の家を見学する。
乗り的には神戸の異人館。
学生っぽいお兄ちゃんが一緒に部屋を回って一生懸命英語で説明してくれる。洋服も当時のモノをお召しになってました。
でもその兄ちゃんとの2ショットの写真が失敗して写っていなかったの!
(><)がーん!
Pala
当時の食卓を再現したモノ。
料理の細工はあんまし上手じゃなかった。私が英語が堪能だったら「合羽橋」を紹介したいと思ったくらい。
イケテルと思ったのは、食器棚に重ねられたお皿の間、一枚一枚にレース編みのドイリーが挟まれていたこと。
お皿とお皿の緩衝材にもなるし、ちょっと優雅だし、正直ドイリーって何に使うのかあんまりピンとこなかったんだけど、こういう使い方もあるんだなと思いました。
その辺りを尋ねたらお兄ちゃんに「グッドクエスチョンhappy01」と言われました。

シベリウスの生家にも行きたかったけど、まだ体力がなくそろそろ疲れたので遅めの昼飯を食べてヘルシンキへ戻ることに。
街の中心には教会と広場があって、そこにも果物や花、古本を売った小さなマーケットがありました。

手近のピザ屋に入ったのですがヘルシンキと違って英語のメニューがないんす。英語は通じたけど。
フィンランドでは簡易食事どころはほとんどセルフサービスですが、そのピザ屋もそうでした。
6ユーロだか払うと、ピザ食いたい放題サラダバー取り放題フリードリンク。ピザも焼いたのがどーんとテーブルに載っているので勝手に切って取っていくというアバウトさ。
味はまあまあでした。

ただ、所変わっても変わらないなと思ったのは、都会のヘルシンキよりちょっと田舎のハメンリンナの人の方が親切だったこと。
紅茶を入れようにもどれがお湯か分からず(フィンランド語表記しかない)立っていると、どこかのおじさんが「お湯はこれだよ」と英語で教えてくれる。スープがあったのでカップはどこだろう悩んでいると、「スープを飲むならあと1ユーロ払ってカップを貰うのよ」とどっかのおばさんが教えてくれたり。
水辺で写真を撮っていたら、ほろ酔い加減のおっさんがボートから出てきて写真を撮ってくれたり。
橋の上から川を見ていたら、通りがかりのおばさんが「お城はもっとあっちよ(多分)」と指差してくれたり。

ハメンリンナは小さいけどとても綺麗で素敵なところでした。
帰りの日に乗ったタクシーのおばちゃんは「文化的な街」と言ってましたが、小さくて品が良く、思索をしたり絵を描いたりするのに良さそうな街でしたよ。
ケツに火がついた江戸っ子もどき(群馬県人は昔の江戸っ子っぽいらしい)の自分的には八時間シルバーラインに乗ってる優雅さも根性もないけど、一、二時間くらい船に揺られてみたかったなあ。
またいつか元気でフィンランドへ行けるときがあったら挑戦してみたいです。

帰りのインターシティの前の席に乗っていた少女。ブロンドにキティの髪留めを激写(あの)。
Kitty

ピカチュウかキティか。
日本のキャラクター、がんばってますねー。

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フィンランド旅行 その4

♪ちゃらちゃちゃっちゃ ちゃーららー ら
世界の車窓から(石丸謙二郎さんの声でお願いします)。

今日はヘルシンキ中央駅から、インターシティに乗ってハメンリンナへ向かいます。



ヘルシンキ中央駅。北国の駅らしく、入口は二重扉。しかも自動ドアではありません!どっしりした重たい木の扉をみんな手で開けて入ります。

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↓駅ナカのキオスク。このスタンドに日本のコミックスも置いてあります。
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切符売り場は窓口が二つしか開いていなくて、結構並んでいました。
切符はこんなの。
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改札もなく、扉を開ければ誰でもホームへ入れます。

↓私たちが乗る列車。二階建てです。
指定席はビジネスクラスしか空いていなかったのでビジネスっちゅーのに乗ってみることに。
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車両のドアもまた北国らしく、それぞれがボタンで開けます。緑色のを押せば開きます。

11時丁度、定刻通りインターシティ847号はタンペレへ向けて出発しました。
私たちが向かうのは、ヘルシンキから約100キロ離れたハメンリンナという街。乗車時間は一時間ちょっと。
ちょうど新幹線で東京から高崎や宇都宮へ向かう感じです。

↓車内。日本の二階建て新幹線より天井が高いです。
ビジネススクラスにはセルフサービスのお茶とお菓子がありました。
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トイレでーす(こだわってます)。
日本の新型新幹線と同じくらい綺麗。
シャワーっぽいのはお尻を洗うのかビデなのか。
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ヘルシンキの街を離れると車窓にはこんな景色が広がります。Hame9

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約一時間の短い旅を経て、定刻通りにハメンリンナに到着しました。
フィンランドは結構時間厳守の国らしいです。

すごく可愛い駅舎です。

Hame11

ここも駅を通らずに線路下の通路から直接街へ出られます。
つまりノー改札。

今回は世界の車窓からと同じくらい短く、ここまでで(笑)

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フィンランド旅行 その3

さて、とろとろと続いてるヘルシンキ紀行ですが、第三回はクイズから。
さて、これはなんでしょう?↓

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はい、正解はトイレの水洗レバーでした。
力のない人や身体の不自由な人でも押しやすいように大きいらしい。ユニーバーサルデザインてヤツでしょうか。
これはホテルのトイレでしたけど、最初はどこを押したら流れるのか悩みましたcoldsweats01
ダストボックスかティッシュケースかと思って。

トイレと言えば、ヘルシンキのトイレはどこも日本と同じくらい綺麗で、腹具合の悪い私でも不自由しませんでした。
とはいえ今やトイレの超先進国日本のような、ウォシュレットとか暖房便座はなかったですけど。ついでにペーパーホルダーの上にあって、紙を押さえて切りやすくする押さえみたいなのもありませんでした。ただ棒に差してあるペーパーを自力でちぎります(笑)
町中でもデパートとかお店とかは大抵無料。ついでに女性服売り場のトイレが混んでいて静かに並んでいるのも日本と同じ感覚でした。
イケてたのはお手ふきかな。
最近は見かけることも減りましたが、日本でもおなじみのダスキンとかのタオルをぐっと引っ張るヤツ。アレに似たのが結構あって、注目点は日本のは手を拭く分の布がなんとなくだらんと垂れ下がっているんですが、フィンランドでは拭いた後、自動的にきゅきゅっと拭いた部分の布を巻き取ってくれるんです。なもんで、いつもピンと張ったタオルだけが見えている状態で始末が良かったです。
エアタオルやペーパータオルもありました。
トイレって生活レベルが特に出る部分だと思いますが、フィンランドの印象は日本と同じくらい。
この辺も旅の違和感を感じなかった所です。

あ、駅では1ユーロの有料トイレを見かけましたけど、結局そこは使わずじまいでした。
唯一仰天したのは、マーケット広場の近くにあったコンテナ式の公衆トイレ。
男女共有マークがあったので入ってみたら、低くて巨大な手洗いボウルのような物があるだけでした。いや、綺麗だったんですけどね、あれは女性はどうやって用を足すんだろう(^^;
写真に撮れば良かったとひっそり後悔してます。



さて、シモな話はナシはこの辺で。


次はトラム。
ヘルシンキはフィンランドの交通の要所で水運力が高く、鉄道も地下鉄もある上、トラムと呼ばれる路面電車が縦横に走っているので、移動は本当に便利です。

Tram1

中はこんな感じ。

Tramnaka

最新式のはステップに段差がなくて、冷房も付いてます。でも日本人的にはこんなに涼しいのに冷房するなんてもったいないという気も。
全体的にエコにはそんなに厳しくなかった印象かも。

私たちは5日分のツーリストチケットと1日分のチケットを買ったのですが、これでトラムやバスや地下鉄、公共フェリーは乗り放題なのでオススメ。
しかもフィンランドには改札という物がないんですよ!
トラムだってツーリストカードを持ってるって言うだけ。乗り降りに見せたり何かするわけでもなく、検札も滅多に来ないらしい。フェリーでも何もチェックされませんでした。
性善説の国と書かれているのを見たこともありますが、確かに色々に鷹揚でした。
まあそういう国だからこそ、一旅行者としては無賃乗車はしたくないなと思いましたが。

市電が走っている街の方は慣れているかも知れませんが、トラムと自動車のクロスはなかなかの迫力。あたしでは運転できない(^^;

Tram2

Tram3

左が旧式、右のがニュータイプです。



それではトラムに乗って、街の景色など。
これはトラムの停留所。

Mati2

↓分かりにくいけど、左の看板の奥から真ん中の道へトラムが出てくる所。

Mati3

アパートの入口には岩を彫ったフクロウさん。

Hukurou

セールのマーク。

Ale1

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↓アパートの路地の奥に卯木っぽい花が咲いてた。
この白い花はあちこちで咲いてました。

Utugi



最後にスーパーをご紹介。

Alepa

街の角々に、こんな感じで建物の一階にスーパーが入ってます。
平日は7-21時まで営業。
土曜は9時から18時。
日曜は12時から21時。
そういう数字マークが窓に貼ってあるお店はスーパーの模様。

↓中にはこんな感じの量りがあって

Alepa1

商品を量りに乗せて陳列棚に表示されているその商品の番号を押すと、重さに対する値段を表示したシールが出てくるので、それを貼ってレジに持ってい行けばヨイ。
どっかのおじさんはバナナ一本むしって量って持っていった。自由で便利。
このリンゴはなんとかFUJIって書いてあったので、富士リンゴだと思う。ちっさいけど味は同じ。他は食べられなかったときもリンゴだけは食べられました。感謝!

Alepa2

そしてキッコーマンは世界の定番らしい。

スーパーとか店では、フィンランド語で「ちわっ!」ってカンジの「モイ!」って挨拶をしてから買うのが基本です。
フィンランド語の「ありがとう」は「キートス」。
「ハーイhappy01」が「モイ」。
旅行者ならこの二単語が使えればあとは英語でも良い感じ。それからスーパーで牛乳を選んで悩んでいたら、後ろにいた子供から「アンテークシ」って声掛けられましたが、これは「すみません」とか「ごめんね」って意味らしい。私たちが邪魔だったようです。すまん。

こんな感じでヘルシンキの街はおおむね女性一人でも安心して買い物が出来そう。大きさ的には神戸くらいの雰囲気かなー。
一人旅っぽい日本女子も何人か見かけました。
かもめ食堂のサチエさんじゃないですが、例え武道が出来なくても、ここなら一人で暮らせそうだなあと思いました。

次回はヘルシンキを離れて唯一出かけられたハメンリンナ辺りの話題で。

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カレワラ

フィンランドへ行くならば、やっぱこれは読んでおくべきなんじゃろうと、カレワラっちゅうものを読んでみました。
とはいえ、叙事詩を読破できる根性がないので、物語に編集されているのを選びました。

主人公のヴァイナモイネン(ワイナミョイネンと書かれることも。多分二つの間のような発音なのでしょう)は、大気の乙女かつ水の母であるイルマタルのお腹に長くいすぎて、生まれたときから既に知識豊富な賢者にして、あらゆるものを歌い出せる偉大なる老人だったりします。
その彼を中心に、神話っぽい国生みとか戦いや争いや、愛憎劇が色々と語られてます。

勇猛で機知に富んだ彼ですが、年老いているということで美しき乙女には振られまくり。なかなか無理な恋愛らしい。
他にも、腕はあるけど色事におぼこい伝説の鍛冶屋イルマリネンとか、色男で好戦的な色男のレンミンカイネンとか、名前が覚えられないねん!……な人々があちこちの土地で色々事件を引き起こします。
んでもって、彼らを引き留めたり戦ったりするのはおおむね強き母達という構図。
豪壮でおおらかな古の民らが自然と共に戦ったり、死んだり生き返ったりして、どこか日本神話とも似た香りの所もあります。

更にカレワラでは「サンポ」というアイテムが重要っぽい。
これは伝説の鍛冶屋イルマリネンが作った、粉と塩と貨幣を作り出す打ち出の小槌。ただし、その形状やそれが何かはフィンランド人でもよく分からないらしい。
奪還するときには根を生やしていたり、蓋があったりしてるのよねー。
最終的にはそれが壊れることとヴァイナモイネンの祈りで、あまねく地に恵をもたらすのですが。

もう一つ重要なアイテムが「カンテレ」という楽器。
これをヴァイナモイネンが奏でれば、天地の生きとし生けるものすべてが喜びにうちふるえるのであります。
カレワラでは剣や武力より知恵や歌が高位なモノとして描かれております。
「うちなんちゅは床の間に三線を、大和民族は刀を飾る」と言われることがありますが、スオミの人々なら床の間にカンテレでしょうか。

そして忘れてならないのがサウナ
日本人ならノー風呂・ノーライフだけど、スオミの人々にはノーサウナ・ノーライフ。
カレワラの中でもサウナは要所要所に登場します。すすけたままの姿で一度は乙女に振られた伝説の鍛冶屋も、サウナに入ってサッパリして磨きを掛けたあとは乙女をゲットできます。
出産の場所としても使われます。多分昔から清潔な場所だったんでしょうね。
さしずめ日本なら川で禊ぎってとこでしょうか。

カレワラは19世紀に口伝や伝承をまとめた叙事詩だそうですが、豪壮さや人物達の素朴さ、あるいはアイテムを巡る戦い等、神話的要素もばっちりですが、聖戦とかいうよりもっと素朴で適度に俗っぽく人なつこい雰囲気もある、意外に面白い国民叙事詩でした。

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♪ロシアの近くの たしかあのあたり

突然ですが、来月、フィンランドへ行ってこようかと思っています。

とりあえず何年かぶりでパスポートの申請をしてきました。いやー、ほっんとに久しぶりだなぁ。

神経症のようなものをたしなんで、ほとんどあらゆる乗り物は避けたい日々を送っていた頃には、海外旅行なんて論外だったのですが、最近では旦那と一緒なら大抵の乗り物がOKになってきまして。
そうなると元来が風の星座で旅は大好きなもんですから、体調が回復してくるにつれ旅行ダマシイもむくむくと復活してきました。

でもなんでフィンランド?かってゆーと、とりあえず一番近いヨーロッパの都市だから。
成田から九時間半です。ハワイからもう一息くらい?
まあね、日本とはロシアを挟んで西と東の両隣ですから、隣の隣とも言えなくもない(あの)。

それから以前旦那が仕事でヨーロッパを巡ったとき、一番綺麗だった都市がスウェーデンのストックホルムだったそうで、「コアミさんにも一度見せてあげたい」とよく口走っておりまして、次第に刷り込み的に「いつか北欧に」という意識が。
だから今回も最初はヘルシンキ→ストックホルムというツアーで検討していたのですが、最近では私より旦那の方が気力体力の低下が著しく、久しぶりの海外でもあるし、まあ一都市滞在でゆっくりと、という結論に落ち着きました(残念ながらストックホルムには直行便がない)。

さてフィンランド。
私の中のフィンランドと言えば、まずはムーミンですが、次いでサンタクロース、シベリウス、キシリトール、サウナ、ノキア、あとは北欧デザイン系でマリメッコやイッタラやアアルトや……。
そんでもって世界で最も教育水準の高い国の一つで、半端じゃなく税金も高いけど福祉も充実。基本的に病院、教育はすべて無料。老後の心配もほとんどないらしい。そっち方面で逼迫している日出づる国の民としては学ぶところも多い国っぽくもある。

でも色々ガイドブックとか資料とか読んでいて一番違うと思ったのはやっぱ緯度っすね!緯度!ラティチュード!
東京は北緯34.5度。ヨーロッパに置いたらイタリアよりも下で、むしろモロッコに近い。
ゴッホが浮世絵の明るさを求めて南仏へ下ったのもむべなるかなってカンジです。


一方のヘルシンキは60度
7月は所謂白夜で、夜の十一時過ぎまで明るいらしい。
圧倒的に太陽の滞在時間が違う。
だからアニメのムーミンで、夏に夜が普通に来ちゃうのとか、フィンランド人的にはきっと違和感有りまくりだったんでしょうね。
日照時間の長い夏は野菜や果物もすごく早く育つらしい。なんかこう根本的に、温暖化で既に亜熱帯に片足を突っ込んでいるアジアの外れの生活とは、時間の観念や生命のリズムが違うものを感じます。

そんなこんなで北欧の夏の太陽を拝むだけでも充分面白そうなので、とりあえず元気に行ってこれたらいいなあと思います。

最後にフィンランド関係の本の中で、片桐はいりさんのエッセイが面白かったのでご紹介。

表紙も北欧デザイン的でとてもオシャレなこの本のタイトル、「マトカ」とはフィンランド語で「旅」という意味だそうです。はいりさんが映画「かもめ食堂」のロケでヘルシンキに滞在した一ヶ月間のいろいろが語られています。
とてもニュートラルかつバイタリティに溢れ、女性版椎名誠の最末端紀行的な面白さも有りつつ、気取りなく豊かではきはきした、まるで「徹子の部屋」でご本人の語りを聞いているような喉ごしの良さがとても素敵なエッセイでした。
弟さんとのエッセイ「グアテマラの弟」も面白そうかも。

そんなこんなで、しばらくは時々フィンランドの話題なんかも書いて行こうと思います。
あそこが良かったッスよ、とかいう先輩方、どうぞ色々教えてやって下さい(出来ればヘルシンキから日帰りできる範囲まででお願いします)。

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